★角川ビーンズ文庫さまより2022/06/01発売予定★ 今まで数多くの優秀な魔術師を輩出してきた名門スチュワート家に生まれたメラニー。 しかし、彼女は家族の中で唯一魔力の少ない、落ちこぼれだった。 人見知りの性格もあって、いつも屋敷の書庫に篭っているようなメラニーに、婚約者であるジュリアンは一方的に婚約破棄を申しつける。 しかもジュリアンの新しい婚約者は、メラニーの親友のエミリアだった。 ショックを受けて、ますます屋敷に引き篭もるメラニーだったが、叔父で魔術学校の教授であるダリウスに助手として働かないかと誘われる。 そこで発揮されたメラニーの才能。 「メ、メラニー？ もしかして、君、古代語が読めるのかい？」 メラニーが古代魔術を復元させて作った薬品を見て、ダリウスは驚愕する。 そして国一番の宮廷魔術師であるクインも偶然その場に居合わせ、異形の才能を持ったメラニーを弟子に誘うのだった。

馬車の転落事故から意識を取り戻した伯爵令嬢のグレースは自分の中に前世の記憶があることに気づく。 その記憶から、自分が乙女ゲームの世界に転生したことを知るが、今ひとつ信じられない。 乙女ゲームでは腹違いの妹ミラがヒロインで、自分はその妹を虐める意地悪な姉の悪役令嬢だという。 確かに妹を虐めていたけど、意地悪な姉って酷くない？ しかし、前世の記憶の所為で今までの自分の行いを自覚し、グレースは謝罪を込めて妹のお見舞いに行くのだった。 えっ！？私の妹、天使なんだけど！？？ そこで初めて覚醒する姉としての自覚。 超が付くほどシスコンとなったグレースは心を入れ替え、奮起する。 父親はクズだし、妹を守るのは私しかいないっ！ ゲームの通りに意地悪な継母と攻略対象キャラの義弟もやってきた！？ このままじゃ、伯爵家は没落寸前？？ たくさん勉強して、私が伯爵家を建て直してみせる！ 私、可愛い妹に尊敬される『お姉様』と呼ばれたいっ！！！

意地悪な姉と継母にいじめられて育った伯爵令嬢のミラ。 家族の中で唯一の味方は、継母の連れ子で、血の繋がらない同い年の弟のルイだけだった。 16歳になり、王都にある貴族の令息令嬢が通う学園へ入学することになったミラとルイ。 ここでもミラは優しいルイにいつも助けてもらっていた。 そんなある日、姉の婚約者であるアルフレッド王子とミラが噂になってしまい……

「汝は選ばし子。そなたに我らの光の加護を与えよう――」 ーーこの声は、CV××さん！？ ある日、神の加護を受けた少女は、その声に前世の記憶を思い出す。 声優オタクのシナリオライターが生まれ変わった先は、かつて自分が書いた人気乙女ゲームの世界だった！？ しかも、私がそのヒロイン？？？ しかし、そのゲームに登場する攻略対象キャラたちはみんな曲者揃い！ その上、ゲーム内のシナリオはどのルートも鬼畜仕様！ そんな世界の主人公なんて絶対嫌っ！ 一体、誰よ！ こんなシナリオ書いた奴っ！ って私だーっ！ バッドエンドはもれなく死を意味するシナリオを回避するため、主人公アリアは今日も攻略対象キャラのフラグを折るために奮闘中！ 私は平穏に暮らしたいだけなのに、どうしてイベント発生するの～？？ （R15は念のため入れてます）