作品一覧全4件
短編
幼いころから、問題児でした。 親、学校の先生、習い事の先生。たくさん叱られました。 幼いころから、劣等生でした。 親、学校の先生、習い事の先生。たくさん傷つけられました。 そんな「悪い子」の願い事
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詩[その他]
最終更新日:2020年11月30日
読了時間:約1分(331文字)
短編
恥ずかしい人生を送ってきました。 私はまるで、真っ赤な魚の群れの中に1匹だけ混ざった、黒い魚のような存在でした。 私は、周りが当たり前に持っている感情に全く共感できない異質な存在でした。 何が楽しく、なぜ楽しいのか。 何が嬉しく、なぜ嬉しいのか。 何が悲しく、なぜ悲しいのか。 何が嫌で、なぜ怒るのか。 仲間外れにされるのを恐れ、自分の本質を見抜かれるのを恐れ、人間のふりをする私。 早く人間になりたい。そうすれば、私もみんなと同じ感情を得られるはず―――! これは、人間になりたい人間未満な私が歩んだ人生の手記である。
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純文学[文芸] R15
最終更新日:2020年11月26日
シリアス 現代 日常 青春 読了時間:約11分(5,176文字)
短編
明久は夢の中で、女神から信託を受け取る。 「目が覚めたら、運命を共にする伴侶を決めなさい。猶予は1日です。使命を果たせなかったら、貴方は死にます」 彼女のいない明久は、女神に懇願する。「1日で伴侶を決めるのは無理です」と。無理ゲーは勘弁してくれと。 それを受けて、女神は妥協(?)する。 「マスターリングを、伴侶となる者に渡せば良いことにします」 話を聞くと、マスターリングを身に着けた者は、スレイブリングを身に着けた者に命令できるという。そして、明久にはスレイブリングをはめておくから、マスターリングを誰かに捧げよとのこと。妥協になっていなかった。 明久が目を覚ますと、左手薬指に銀の指輪がはめられ、右手には金の指輪が握られていた。 スレイブリングを外そうと奮闘するも、外れる気配は全くしない。どうやら、女神の言っていた「スレイブリングは、マスターリングを着けた者にしか外せない」というのは、本当のようだ。 夢じゃなかったことを悟った明久は、指輪を外すため、そして死なないためにも、マスターリングを着けてくれる人を探すことにした。 しかし、明久は知らない。明久のマスターリングを狙う女の子が、すぐそばにいるということを。 果たして明久は、無事に指輪を外すことができるのだろうか?(できません。
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2020年11月17日
ラブコメ 幼馴染 後輩 妹 コメディ 読了時間:約20分(9,860文字)
短編
 皆さんは、格付け会社というものをご存知でしょうか?  格付け会社とは、金融商品や企業・政府に対して調査・分析を行い、記号や数字を用いて格付けを付与する会社のことです。  例えば、「A社の債権はAAAです」や「B国の国債はCです」といった感じでしょうか。投資家などは、こういった格付けを投資の判断材料にするそうです。  ただ、あくまでもこれは「格付け会社の私的な意見」であって、あくまで情報の一つということを忘れてはいけません。「AAAだから絶対安全」というわけではありませんし、AAAの金融商品が暴落したとしても格付け会社が責任を取ることはありません。  さて、この格付け会社についてですが、格付けを依頼する依頼主がいて、その依頼主からの報酬が会社の収入になります。  では、この会社の収入源である依頼主―――これはいったい誰でしょうか?  金融商品を買おうとしている投資家・投資会社? 国? それとも、「金融商品の格付け情報」を売るメディアでしょうか?  これは、「もし、小説の格付け会社というものがあったら?」という物語。
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その他[その他]
最終更新日:2020年11月09日
小説家 小説 格付け 格付け会社 IF 読了時間:約14分(6,611文字)