夢のないVR法により1日1時間の制限のある現代、ゲーム会社は試行錯誤の末にゲームの高速化を提唱し、リアルでは1時間という鉄の法を守るので許可され、ゲームは高速化時代へと突入した。
その中で一つのタイトルが公開された、VRMMOのジャンルの中ではSFに属する様なストーリー、一つの星系を舞台に、この数多い伝説を攻略するのが大筋の目的の、ゲームタイトル『プラネットオーシャン』通称はPO。
このSF的概要なのに現れるのはファンタジーの様なスキルや、アイテムに、モンスターのゲームなのだから、微妙な所がある、POの最大のメリットは年間接続料を支払いの一括支払い、この接続料から一定金額の還元もある、この還元のメリットからプレイを考える者もいたが、1日1時間しかできない、この為に高速化の倍率が気になる。
このPOの1時間の倍率は168倍、換算すれば七日間も可能なのだ、他の運営が4倍というのが当たり前の時代には破格を通り越したような数字だった。
そう言う夢のあるゲームだった。
とあるプレイヤーの追憶より抜粋。