この世界には常識では考えられないような特殊能力が存在する。しかしそれを持つ人間はごく少数だ。
とある国"ニホン"では新生児に特殊能力を持っているかの検査が行われ、200人に1人は能力持ちと診断され隔離施設に送られる。
だが、その検査は完璧なものではなく、検査を素通りしたり後から能力が目覚めたりする場合がある。
そうして一般社会に紛れ込んだ能力者は"隔離漏れ"と呼ばれ、事件・事故を引き起こす危険があると社会問題となっている。
そんな"隔離漏れ"の一人である秋鹿響也はあることをきっかけに非日常に身を置くことになる。