いつも何かが、ずっとそばにいる。姿を見たことはないし、声も聞こえない。
幼い頃から俺のそばにいて、ずっと俺を見ていた。それだけの存在。
大学二年の春、伯父の計らいによって遠縁の親戚に会いに行くこととなった俺は、今まで何気なくやり過ごしていた不思議な現象に大きな意味があったと知る。
それはずっと昔から続く、我が一族の血を巡る物語だ。
妖怪を信じる?幽霊を信じる?奇跡を信じる?
運命ってなんだ。宿命って逃れられないのものなのか。
そんな疑問を持っているに君に読んでほしい。
青春 ミステリー 文学 エンターテイメント 現代(モダン)
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