高校一年、自分の目にコンプレックスを抱く『僕』は、人付き合いに消極的だったが、隣の席になった『彼女』と仲良くなる。きっかけは「なんか猫みたいで、かまいたくなった」。高校二年の夏の終わり、田舎の何の変哲もない駅のホームで、『僕』は『彼女』に告白する。出会ってから九年目、二人の間に交差する願い。何が正解で、何が幸せなのか。選択と決断がもたらす未来で、『僕』は『君』の姿を探す。
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