再開します。
高校入学から一ヶ月、姉堂マコトは現実が退屈なものであることを悟ってしまった。そんな彼の目の前に、謎の転校生、アナスタシアが現れた。彼女は催眠を使い、自分の正体を気づかれないようにしていた。唯一催眠の効かなかったマコトは、彼女に魔法をかけられ、苦痛の高校生活を強いられることになる。
ついに魔法に耐性が付き、彼女を屋上に追い詰めたが、謎の紋様から剣士が現れ、アナスタシアとどこかへ消えてしまう。
彼女達が消えた翌日、催眠が解けた教師や学生たちは彼女の事を忘れていたが、屋上にあった謎の紋様は残っていた。マコトは教師達のいない隙を突いて屋上へと忍び込むが、突如紋様が光り出し、どこか別の世界へと飛ばされてしまう。
ネクロマンサーの村へと飛ばされてしまったマコトは、レムという少女と畑仕事をしながら暮らしていく。
そんなある日、半ば強制的に参加させられてしまった狩りで、見事成功を収め、一人前として認められる。ついにネクロマンサーと会うことができたが、火山の指輪を持ち出し、噴火を止めてほしいと頼まれる。夜に村を抜け出し、指輪を命からがら持ち帰って来たマコトだったが、それが火山近辺の生命を死滅させることにつながると知らされ、村を追い出されてしまう。
当てもなくさまよっていたマコトは、かつて火山灰に埋もれた町で、少女ミーシャと共に、調査をする代わりに居候させてもらえることになる。そこで偶然地下への隠し階段が見つかり、調査員総出で乗り込むことになる。その奥に存在していたパンドラの箱によって、ミーシャの魔法が解け、彼女の姿はアナスタシアへと変わってしまう。召喚された岩人形を指輪の力で死闘の末破壊し、アナスタシアとマコトは共に旅に出る。
冒険 異世界 高校生 ファンタジー 男主人公
読了時間:約217分(108,198文字)