「これで分かったでしょう?貴女に救いはないのですよ。」
「………………ッッッッッ!!」
声も失った。表情も失った。唯一の護衛も失った。婚約者も、心も。でも私は生きている。どうして?
私の全ては私の妹に奪われる。何も与えられず、人間として親から与えられるものを知らずに育った私。これ以上何がなくなるのだろう?
「さぁ、早く早く早くッッッッッ!!!………………………私のところまで堕ちてきなさい。」
「可哀想で愛しいーーーーー」
愛されない主人公と、愛された事しかない妹と、主人公が堕ちてくるのを待っているある者の報われないお話。ーーーー作者はメンタルが弱いので中傷などはやめてください!自分でちゃんと考えたので、「あ、この作品に似ているー。」とかもやめてくださいね!駄文ですがよろしくですー。