ゲーム、アニメ、マンガ、その他諸々の二次元をこよなく愛し3次元には無関心な高校生の如月 憂。18歳と、何気なく憂に話しかけるクラスメイトで、明るく校内一有名な女子高生の星宮一夜。18歳。
いつもクラスでボッチオタクの憂は毎日のように帰ろうとしていた矢先に、教師に図書室の掃除をするように頼まれ、件の場所を訪れると、窓際に美しく佇まい読書する一夜の姿があった。少し会話をして、意外な事に話は盛り上がる。そこで彼女は用事を思い出し帰ろうとするが、突然の出来事のように彼女はフラついて倒れてしまう。
「…私、もうすぐ死んじゃうんだ…」
「そうか、これも何かの縁かも知れない。僕に出来る事なら何か手伝うよ。」
これは存在しないはずの彼女の物語。これは存在している僕の物語。過去に対する記憶を遡る時、そこに待ち構える二人の運命は__。
そして何故か憂に秘密を打ち明ける一夜。
何気なく放った言葉で、全てが始まった。