"遺伝師"業を継ぐことになった、紡(つむぐ)。 何に頼っても解決出来ない問題。そんな困難を抱えた人々を救う仕事。 曽祖父から受け継ぐその極秘手法の家業に、小説家の千夜(ちや)も加わって、いざ開業！ 最初の依頼者は、閉所暗所恐怖症の看護師。その症状は、日に日に悪化していき生活もままならない状態に陥っていた。精神科でも治すことが出来ず、藁にもすがる思いで辿り着いたのが、"遺伝師"の紡の所だった。 まだ、極秘手法を確立出来ていない紡たちだったが、とんでもない背景を突き止め…。 すぐに突っ走ってしまう性格の紡と、おっとりで何かと感情移入してしまう千夜。その2人を取り巻く兄弟や、先祖たちと一緒に次々にやってくる難題に立ち向かう、今までに聞いたことの無い極秘家業"遺伝師"。 難題クリアなるか！？

日常の極一部を切り取り、掘り下げたエッセイである。

　数年前から家族と距離ができてしまった私。 　私の知らない所で、家の中が徐々に様変わりしていき、夫にも子供たちにも変化が。 　唯一の愛を確かめあう足にも…。 　大どんでん返しのミステリーホラー。