だれにとっても当たり前の、いつもの日常。 ６つの日常風景から見える、それぞれの日常のイメージ。 一つの現実は、様々に色を変えて、 それぞれの現実を形作る。 どの現実から読み始めるか、 どんな順番で物語をたどるか。 ひとつの現実を飛び越える度、 あなたの受ける物語も変化していく。

ちょうど雨が降っていたので。 五月雨の詩を。

どこか遠くの街では 今日も何かが起こっている。 日常的に。非日常な出来事が。

空腹が支配する街。 その街に渦巻く、肉切包丁のジョーカーの噂。 街の雑踏の中、何かを察知した運命の者たちが、 一人、また一人と集まってくる。

噂が支配する犯罪多発の夜の街。 その街の片隅にひっそりと佇む「噂屋」の看板。 殺人鬼JOKERの噂に踊らされる警察は、 噂屋のドアを叩いた。

ある日、突然現れた少女、カオの観察日記。

山の社に住む小さな神様は 人間の村をずっと見守っていた。 でも、神様であることに自信がなかった。 そこに、大きな社の神様がやってきて・・・。 時と共に移り行く村と、社に来る者たちとのかかわりを通して、 小さな神様の成長を描くSFファンタジー。

携帯電話と猫のお話し。

７にまつわる一人の少女の一生のお話し。

山の上に住む詩人の恋のお話し。