魔法使いの隠れ里を飛び出し、王都へと向かった少女。
彼女は其処で、何を得るのか。
とある王国、その王都から馬で一日程の距離にある《禁じられた森》。
その名の通り一般市民は疎か、王侯貴族でさえ許可無く立ち入る事が禁じられている森である。
だがそんな森に踏み入ってしばらくすると、突然視界は開け、その場所には小さな集落が現れる。その閉ざされた地区に住んでいるのは、その国に於いて特殊なチカラを持つ一族の者達だった。
これは、そんな閉ざされた世界から飛び出した、一人の少女が世界を知るお話。
世界観がだいぶ異なりますが、童話オマージュ作品のつもりです。