学園の卒業パーティーに公爵家の長女であるリアステラ・レフィンドは、第一王子であるウールニング・ヴィクトリアにいわれのない罪で糾弾され婚約破棄を突き付けられる。
そして真実の愛を見付けたと男爵のクリス・ウラニズムと婚約すると発表。
しかしリアステラは困惑した……とても困惑した。冤罪だとか王家が打診した婚約を個人の感情で勝手に破棄をするだとか、大衆の真っ只中でこんな事をしでかした神経を疑うとかではない。
殿下がいう真実の愛の相手が『男』である事に……。
「私は一体どうすればよろしいのでしょうか? とりあえず、ねっとり鑑賞しながら考えましょう」