とある地方に住まう男子中学生、成宮壮太。読書が趣味の、吹奏楽部の1年生。一見どこにでもいる普通の中学生───いや、彼にはもう1つの名前がある。
若手新人俳優、穂澄陽真。
2枚の名刺から始まった、子役時代の挫折から1度諦めた夢を再出発させる、1人の少年の物語。
"大丈夫。僕の未来は、僕の世界は、明るい。"
※この作品は「北原中学校吹奏楽部」の400話突破を記念した番外編です。本編の主人公、香坂凛奈の2年生編から登場する後輩、成宮壮太が主人公となります。詳しくは北原中学校吹奏楽部をご覧下さい。
※本編ではわかりやすいように台詞を標準語にしていましたが、お話の関係上関西在住の該当する登場人物は関西弁となります。ご了承お願いいたします。