「おめでとう、全ルートクリアだ❗」
ある日突然、頭に声が響く。
その声はこの世界がギャルゲーであること、そして少年が主人公であると言うのだ。
「じゃあクリア特典だ、全てのルートのの記憶をヒロインにぶちこんでおくね。やったねハーレムだよ」
声はとんでもないこを言い、脳内に映像流しこみ始めた。
そして、少年は自分が何を成そうとしたのかを思い出したのだがなんか周囲の様子がおかしい。
状況がわからないまま。「あっやべ、幸せに生きるだよ」なんか意味深なことを言って声は途切れてしまう。
全世界の人間にギャルゲ全ルートヒロインとの記憶がぶちこまれてしまった。
これはハッピーエンドを迎えた鬱ゲーのその後の物語。