地上から2000km上空に、1万機もの人工衛星が飛び交う未来。
人間の進歩、進化は留まること無く、適正に続いていた。その幾千もの進歩の中に、近年の人間の在り方さえ変えてしまった発明がある。外部記憶領域技術と外部記憶領域装置だ。人間の脳の記憶を電気信号として処理し、脳外部に作った記憶領域に保管運用できる革新的技術のことである。
そのお伽話の様な技術が世に生み出されて10年が経とうとする現在、一人の青年が小さくて大きな野望を果たすため、社会や未知の害獣と生存闘争を始める。あくまで平凡な青年は、そこそこに不思議な力を手に入れて害意と戦う。
青春 SF ファンタジー ほのぼの 未来 大学生 幼馴染 モンスター
読了時間:約57分(28,136文字)