「人間の第六感が植物に特化している事が判明した。我々はこれを翠感(すいかん)と呼ぶこととする」
翠感が発見されて久しい現在では誰しもが当たり前の様に植物の特性を保有しており翠感が人間の尺度を測る一つの物差しとなっていた。そんな価値観を嫌い、社会を嫌い、人間関係を嫌う青年……『畦倉雅明(あぜくらまさあき)』は『管理者』と呼ばれる翠感を保有し史実で初となる『精霊』の召喚に成功する。
中等部を卒業した彼は引く手数多だったにも関わらず全ての話を蹴り便利屋『春の七草』を開業するのだが初めてやって来た依頼は『学園行事を盛り上げる』といった不可解で突飛な内容だった。
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