とある交通事故に巻き込まれた2人の恋人。彼女の赤坂奈緒は彼氏の河井秋吉を庇って植物状態となってしまった。
それから秋吉は自分を責め続けた。毎日毎日奈緒の世話をし、自分を責め続ける。そんなある日、仕事の出張先で不思議な女性と出会う。ひょんなことから話すようになった2人。彼女には誰にも言えないような秘密があった。お互いの秘密を共有して話していくうちに秋吉は彼女に惹かれていく。だが、秋吉が近づこうとすれば、彼女は一歩退いてしまう。
恋をすると楽しいことばかりだというのは真っ赤な嘘だ。恋は切なくて苦しい。だけど、そう思うのはきっと本当の恋をしているから。
きっと俺は、この恋を忘れることは出来ない。