ある日、30代半ばと思われる主婦が、幼い娘さんを連れてやってきた。
「実は、この子の事なんですが・・・」
「時々、猫になるんです。」という。
異変が起きたのは、10ヶ月前のある日の昼だったという。
奥さんが外出先から帰って来ると、娘さんが猫のエサを食べていたのだ!!
普段はとてもいい子で、言う事も聞く子なのに、
猫のエサを食べる行為だけは止めなかった。
しかも、不思議とそれは昼だけに現れる現象だった。
朝と夜には、どんなに食事前で、お腹が空いていても、
猫のエサを食べた気配も無ければ、見向きもしない。
昼だけに現れるという不思議な現象なのである。
また、猫の水はいっさい口にしないという。
彼女は私に、以前死んだ、飼い猫のたたりではないかと言うが、
やがて、それには恐ろしい真相が隠れていたのだ。
占い師・かや博史の事件簿 第5話 (AMEBAにも投稿)
猫少女 不思議な出来事 占い師 猫のエサ 秘密厳守 動物 奇妙な相談 猫の祟り 病死 謎を解く鍵 玉の輿 認知症 霊障 供養 復讐
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