作品一覧全5件
代表作 連載 3エピソード
小説を書くことが何よりも好きな高校生・天野小春は、Web小説投稿サイトで地道に創作活動を続けていた。しかし、ある日投稿した作品に心ないコメントが寄せられ、少女の心は深く傷ついてしまう。 「ただ書きたかっただけなのに……」  涙に暮れる小春の前に現れたのは、美しい青い瞳を持つ悪魔・ドラペンサーだった。 「君を傷つける者たちを消してあげよう。代わりに——君の創る世界をもっと見せて」  悪魔が求めた契約の対価は、小春が愛してやまない小説を書き続けること。そして、彼女を傷つける全ての悪意から守ってくれるという。  翌日から始まった悪魔との奇妙な共同生活。ドラペンサーは小春の学校にまでついてきて、彼女を見守り続ける。時には同級生との諍いを仲裁し、時には創作の悩みに寄り添いながら。  やがて小春は気づいていく。本当の敵は外からの悪意ではなく、自分自身の中にある弱さかもしれないと。そして、この優しすぎる悪魔が抱える秘密とは——?  創作への純粋な愛と、少女を守りたい一心の悪魔が紡ぐ、甘くて少し切ない現代ファンタジー。
作品情報
ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年07月21日
ネトコン13 123大賞6 パッシュ大賞 アイリスIF7大賞 読了時間:約29分(14,074文字)
連載 6エピソード
登録者たった1人のホラー実況YouTuber・佐藤結愛。 頑張っても全然怖がれない彼女の唯一の視聴者は、幼馴染の田中蓮だけ。 「本当の怖さを知りたい!」 母親を楽にするため、YouTuberとして成功したい結愛は、本物の霊スポット巡りを決意する。 でも、蓮には秘密があった――霊が見えるのだ。 廃校の音楽室で勝手に響くピアノ。 縁結び神社で舞い散る季節外れの桜。 鏡池で結愛を引きずり込もうとする水の手……。 危険な霊たちから結愛を守るため、蓮は自分の霊感を隠し続ける。 でも、秘密を抱えたまま、本当に大切な人を支えられるのだろうか? 現代×ホラー×青春。 霊感を持つ少年と夢を追う少女の、ちょっと不思議で心温まる物語。
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ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年07月19日
シリアス 現代 日常 青春 超能力 現代ホラー 霊感 中学生 YouTuber 友情 ライトホラー 読了時間:約75分(37,313文字)
連載 11エピソード
30歳、独身、フリーター。 世間的には負け組かもしれないが、俺には秘密がある。 【リアライズ】——空想を現実化する、一日一回限定のチート能力。 ゲームの最強武器も、伝説の防具も、手に入る。 俺の部屋は百本を超える武器で埋め尽くされた、まさに武器庫だった。 副業感覚で始めたダンジョン採取で出会ったのは、 武器デザインを夢見る美大生・佐藤美咲と、 元ゲームクリエイターの山田雄介。 「鈴鳥さんも何か描いてみませんか?」 「誰かに喜んでもらえるような武器を作りたい」 二人の純粋な創作への情熱に触れた時、 俺の心に眠っていた「何かを作りたい」という想いが蘇る。 でも—— 『諦めた人間に、もう一度挑戦する資格があるのか』 『千秋が頑張ってるのに、お前が今更創作なんて』 心の奥から響く声が、俺の手を止める。 妹のために諦めた夢。一度は捨てた創作への想い。 それでも俺は、震える手でシャーペンを握った。 既存の武器を「集める」だけだった男が、 ついに自分で「作る」側に回る物語。 これは、30歳からでも遅くない。 夢を諦めることなんてない。 そんな希望を描いた、創作と成長の記録——創作録
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ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年07月04日
シリアス ほのぼの 男主人公 現代 職業もの チート 魔法 冒険 日常 ハッピーエンド 青春 ダンジョン 成長 家族愛 創作 読了時間:約109分(54,149文字)
短編
新学期、高校生・本多たちのクラスにやってきた新任の破戸(はと)先生は、とんでもない「ボケ」の持ち主だった。彼の繰り出す分かりづらいボケに誰もツッコミを入れられずにいると、なんとボケが本当に現実になってしまうという奇妙な現象が発生する。 最初のホームルームでの出来事だ。先生の「燃えるような日差しだが頑張って、ファイヤー!」というボケに誰もツッコミを入れなかった結果、先生が本当に発火。クラスメイトの**水篠(みずしの)**が思わずツッコミを入れたことで事なきを得るが、この一件を機に、彼らは恐るべき法則に気づく。それは「ハト先生のボケにツッコミしないと、そのボケが現実になってしまう」というものだった。 最初はツッコミの才能を持つ水篠に頼りきりだった本多たち。しかし、水篠が風邪で休んだことで状況は一変する。背ビレが生えたり、目から鱗が落ちたり、脳内体育祭が現実になったりと、次々と異常事態が発生。追い詰められた本多は、苦手なツッコミ役に覚悟を決め、必死に先生のボケを打ち消していく。 胃を痛めながらも奮闘する本多の姿に、クラスメイトたちは次第に協力し始め、ツッコミ隊を結成する。そんなある日、本多はハト先生と教頭先生が秘密裏に会っている現場を目撃。先生の異常なボケの原因を探る本多は、そこで驚きの事実を知る。実はハト先生は口下手で、クラスに馴染むために教頭先生が開発した「ボケロナミンG」という薬を飲んでいたのだ。ボケは薬の副作用であり、生徒たちがツッコミを入れてくれるようになったことで、もはや薬は不要だという。 ようやく平和が訪れると安堵したのも束の間。翌日、クラスに現れたのは、ハト先生以上に強烈な「滑らないボケ」を繰り出す臨時教員のタカ先生だった。「ハートにずっきゅん♡」という彼のボケに、クラス全員が戦慄する中、新たなツッコミの始まりにワクワクする水篠だけが笑顔を見せていた――。 ボケが現実になるという奇想天外な設定と、生徒たちのコミカルな奮闘を描いた、新感覚学園コメディ。
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最終更新日:2025年06月13日
ギャグ 現代 読了時間:約21分(10,476文字)
短編
人間関係に疲れ、恋人との別れをきっかけに海辺へ逃げてきた男。 その前に現れたのは、何度か出会っていた身勝手な白猫だった。 勝手に寄り添い、何も語らず、ただそばにいる。 波音とともに猫の気まぐれな存在が、心の奥に積もった苦しさを少しずつ溶かしていく――。 「身勝手な行動が、誰かを救うこともある」そんな優しさを描いた現代ドラマの短編。
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その他[その他]
最終更新日:2025年06月13日
ほのぼの 男主人公 現代 日常 猫 読了時間:約2分(712文字)