舞台は魔法の国、ガーネット帝国。
ルクス・シーボルトはガーネット帝国最強の剣士だった。全国剣術大会で優勝するほどの腕である。
だが、それと同時にルクスの魔法能力は最弱クラスのものだった。最強の剣士とはいえ、魔法を使われるとそこらの学生に負けてしまうほどだ。それほど、魔法の力は強力だった。
魔法至上主義のこの国で、剣術のみで生きていくことに限界を感じるルクス。
絶望の中にいたルクスだったが、とある組織と出会うことで人生が一変する。
その出会いは世界の存亡を左右するものだったわけだが、そのことはまだ誰も知る由もなかった。