出会ったのは、多分、運命だった。
中学の最後の大会が終わり、帰り道に立ち寄った本屋で、僕、秋月空楽は一冊のライトノベルと出会った。
最初は表紙の綺麗な絵に惹かれてのことだったのだけれど、読んでいるうちに、あっという間にその世界に魅了されてしまった。
しかし、その中でも一番好きになった作家さんが、最新作の最終巻で、もう書かないと言っているのを見つけてしまう。
しばらくショックで呆然としていたけれど、それなら自分で書けばいいんじゃないか、と思い立った僕は、それから、高校に入学するまでの間にできる限りの作品を投稿するも、すべて落選。
それでも、まだまだこれからだと、なんとか入学した高校の文芸部にいたのは、真っ白な髪の二年生の先輩がひとりだけ。
「嬉しいわ! 初めての部員なの!」
日陽先輩にたいそう喜ばれ、一緒に執筆(主に書くのは僕だけだけれど)することになるのだけれど……。
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