ある日主人公ベルカの村に、領主が兵を引き連れてやってきた。領主は魔力レベルの高い村人を集め、自分の兵隊にするつもりなのだ。
幼馴染を連れさられてしまったベルカは、自分も兵に志願するが
「魔力レベルがゼロだと!? 赤子にすら及ばぬではないか!」と散々馬鹿にされたうえで、一蹴されてしまう。
その日の晩、領主に随行していた魔術師のエルフが、ベルカのもとへ訪れた。
「あなたには、古代宝具(アーティファクト)を扱う才能があります」
ベルカは、強大な力を持つ古代宝具(アーティファクト)の剣――六宝剣で、村を襲撃したゴブリンを撃退する。
その力こそ、かつて世界を統一し、王の中の王と呼ばれた『天帝』……ベルカがその末裔である証なのだった。
一方領主は、大量の魔道具を徴兵した兵士に持たせ、魔物が巣食うこの世で最も危険な場所……ダンジョンの攻略を計画していた。