幼い頃に親友を亡くして、明日高校の卒業式を迎えるという時、お墓参りにきた空。
明日の卒業式に出席して欲しいという思いを伝えにきた空に親友の母、秋子は動揺を隠せない。あの夏の日から立ち止まったままの心と向き合うことを恐れている秋子と空。
しかし、時間は有限だ。進まなければならない。例えそれが、辛い過去であったとしても…。大好きな親友を失った悲しみもきちんと背負って生きようとする主人公空と、愛娘にを亡くした痛みと戦い前向きになろうと頑張る母秋子の物語。
夏の日の悲しい思い出。
切ない 涙 夏
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