「聖女ぉ?男なのに?」いるんですねそれが。それが私なんですよ。
勇者パーティから無能魔術師として追放されてしまった主人公シャルル。しかし主人公の正体は、勇者パーティを聖女の加護で守っていた『聖女本人』であった。
親友である勇者、仲間達から見捨てられた主人公はやることもないので各地を行脚しながら、地震を送り出した祖国へ帰ろうと考える。だが、彼には心残りがあった。それは彼の弟子であり、聖女見習いの魔術師である少女の存在だった。彼女は勇者パーティ内で聖女として勘違いされたまま囃し立てられており、その誤解が解ける前に追放されてしまった。彼女を危険から救うためにも彼は魔法で彼女にメッセージを残していくのだった…。