主人公(少年)、城田イブキは自分にとっては暗い日常を送っていた。小学生の頃のイブキはクラスの中で一番、明るい子供だった。その頃から、不思議な夢を時々見ていた。イブキは中学生となり、最初は明るく友達想いだった。ある日、友が多数の同じ学生に殴られているところを見て、友を助ける為に、奴らに立ち向かったが、返り討ちにあった。奴らは去って行き、友はイブキに何も言わずに去って行った。一週間後、イブキは怪我が回復し、学校へと行く。しかし、イブキは厳しい現実を見る。友はあの時の奴らと何故か仲良くなっていた。奴らはイブキを見るなり、からかいを越えたイジメになっていた。何とか中学校を卒業し、高校生へとなるが、イブキは心を閉ざし、友達を作らなかった。イブキはイジメを目にしても見て見ぬ振りをする日々。そんな中、父親と母親の仲は悪くなり、離婚してしまう。父親に引き取られた。高校二年生のイブキは退学し、アルバイトをして生活をやりくりしていた。一方で父親は夜遅くに帰ってくるなり、酒を飲むばかりだった。そんな父親が嫌いなイブキは、父親が帰ってくる前に、アルバイトを終えて、顔を合わせないずに自分の部屋で眠っていた。
そんなある日、アルバイトから帰ってみると、いつも通り、父親は居らずだが、変な空気がしていた。すると、テーブルの上に書き置きを見たイブキは内容に驚く。イブキは家を飛び出し、街中を走りまわった後、公園へと入る。ブランコへと乗ったイブキは、今までの事を振り返っていると、黒ずくめの男と出会う。そこから始まる物語。
イブキは突然と異世界へと移転し、少女との出会いから新たな人生が始まる。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
残酷な描写あり
最終更新日:2017年04月18日
日常 ヒーロー 冒険 魔法 異世界 人生 友情
読了時間:約38分(18,617文字)