老舗百貨店の婦人服売り場で店長として働く、希美《のぞみ》、既婚37歳子供無し。 愛されキャラの希美には、一つ秘密が有った。 それはちょっとした縁から始まった、東京と江戸との二重生活。 江戸では「みその」と名前を変え、持ち前の明るさと現代知識や、江戸ではべらぼうに若く見られる、その不思議な美貌を携えながら、江戸の商いに触れ、恋や捕り物劇までにも巻き込まれて行く物語。の続編です。 ※前作を読まなくても支障がないとは思いますが、前作は『ちょいと江戸まで』と言うタイトルです。 ※前作を読まれる方は、【前作までの登場人物】は読まない方が良いです。 ネタバレがあります。 ※ジャンル変更しました。2017.10.24

ある日、高校一年生の女の子がトラックに跳ねられ異世界転移をしてしまう。 ただ、彼女が願った事は花粉のない世界。 もっと交渉の余地があっただろうと後悔しながらも、転移してみれば意外や意外、求めていたファンタジー世界。 しかし花粉症から解放され、憧れていたファンタジー世界へ来たにもかかわらず、彼女は初日から帰郷を胸に誓ったのだった。 なぜなら、魔道具に浮かび上がった運命の人が憧れの先輩だったから。 しかし他にも入手した情報がある。 それは魔力量が魔王クラス。 人間族で魔王クラスの魔力量を持つ者は、この世界では忌み嫌われ処刑されると言う。 ただ、彼女は出会った人々の助けもあって、魔力量を隠しつつ意外に楽しい日々を過ごしはじめる。 そんなある日、ある人物から帰る方法につながる有力な情報を得た。 果たして憧れの先輩が待つ元の世界へと帰れるのか。 しかし、運命の人とは更新されるもの。 彼女は次第に更新された運命の人に……

野咲春臣は36歳にして生涯独身宣言をしている。 決してモテない訳ではなく、容姿端麗で性格も良いのでモテる。モテるのだが彼の周りにはゲイばかり。母親からもゲイだと見透かされている。異性からモテてもゲイでは恋の成就は叶わない。 そんな彼のところに母親の友人の娘、さくらが転がり込んできた。 自分の知らないところで同居が決まっていたのだ。 ただ、さくらが家事をすると聞き、仕事として割り切れば気持ちも楽になった。 少し抜けてるさくらに癒されながら、春臣は自分の過去を整理していき、変わろうと努力するようになる。 町中さくらは恋も就職も上手く行かない妄想女子。 顔は可愛いのだか妄想が原因でどちらも上手く行かない。 ただ、そう易々と妄想は止まらない。 そんな彼女は亡くなった母親の友人から東京での就活を勧められ、更にはその母親の友人の息子、春臣の家で暮らす事になった。息子はゲイだから安心してと。 ただ、暮らして行くうちに春臣の優しさに徐々に惹かれていってしまう。恋は成就しないと知りながら。 こんな二人が主人公のラブコメです。

1000文字ほどの短いクリスマスディナーのお話です。

僕には物心ついた時から「見えない友達」がいる。 幽霊と言うヤツだ。 それは31歳になった今も変わらない。 決して怖い事ではない。 逆に、大人になればなるほど減る一方の「見える友達」に比べれば、気心の知れた幼馴染が側にいるようなもので、有り難い存在だと思っている。 謂わば家族のようなものかも知れない。 ただ、半年ほど前から関係がちぐはぐしてきたのだ。 原因は人生で初めて出来た彼女。 これは、そんな「見えない友達」と「見える彼女」と「見えてしまう僕」の話。

一人暮らしを始めたら、何故か母さんが転がり込んで来た。 それ以来、いつも母さんと一緒。 何処にでもついて来る。 ただ幸いなことに、母さんは他の誰からも見えない。 何せ、母さんは幽霊だから。 お茶目な幽霊お母さんが、息子を手助けして行くほのぼのした話です。

　老舗百貨店の婦人服売り場で店長として働く、希美《のぞみ》、既婚37歳子供無し。 　愛されキャラのそんな希美には、一つ秘密が有った。 　それはちょっとした縁から始まった、東京と江戸との二重生活。 　江戸では「みその」と名前を変え、持ち前の明るさと現代知識や、江戸ではべらぼうに若く見られる、その不思議な美貌を携えながら、江戸の商いに触れ、恋や捕り物劇までにも巻き込まれて行く物語。 　※作者名を統一しました。2017.10.9 ※ジャンル変更しました。2017.10.24