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短編
1947年8月。 大日本帝国が米国との戦争に敗れ、無条件降伏を受諾して2年が経った。 米国を中心とした民主主義陣営と、ソ連を中心とした共産主義陣営との対立が先鋭化し、各地でそのしのぎあいが起こっている、そんな時期である。 インド洋に浮かぶヌワイカナ群島も、その例に漏れず、東西の対立の煽りをモロに受けている地域である。 元帝国陸軍航空兵である里中大は、奇縁の元にその島で戦闘機パイロットを続けていた。 駆る機体は、四式戦闘機『疾風』。 旧軍時代とは違う、恵まれた補給体制と、腐れ縁の2番機パイロットに、寡黙な3番機パイロットを率いて、3機の分隊を指揮する。 ※※※ 舞台はインド洋にある仮想の群島地域です。 マダガスカル島の近くで、元々は英国の統治領という設定となっております。 そんなものか、と思いながら読んでいただけたら幸いです。
作品情報
歴史[文芸]
最終更新日:2018年07月05日
IF戦記 ミリタリー 昭和 戦闘機 読了時間:約15分(7,114文字)