西暦2150年、人類は歴史を覆すような大きな発見をした。
言葉のエネルギーを溜め込み増大させる力を持つと言われている幻の石「幻光石」が日本の手付かずの鉱山から発掘されたのだ。
幻光石は人間の言葉に宿る『言霊』の力を溜め込み放出させることで、自然の原理を覆すほどの大きな力が生み出される分かり、人類を大いに驚かせた。
そして人類は、その力を『魔法』と呼んだ__
そんな人類の発見からおよそ50年の、西暦2200年。
次々と明かされる魔法と幻光石の実態について次の世代に繋げるために、日本のとある場所に魔法について学べる学園が創設された。その名は「言ノ葉魔法学園」。
魔法使い(とその卵)が大勢いるこの学園には、連日モンスター討伐の依頼が後を絶たなかった。
モンスター討伐は基本生徒がやるのだが、依頼の中には普通の生徒では討伐不可能と思われるものもあった。
しかし、そんな危険な依頼を引き受け、果敢に強大なモンスターに挑む生徒達がいた。
命知らずの彼らは皆、魔導研究部という部の者達であった…
これは、今までの世界と少し違う世界を生きる学生の、少し変わった日常の物語。