記憶を失った主人公が送り込まれた世界は、どうやら知っているようで知らない世界のようで……。 主人公マハは自分の記憶が散らばっているという世界を旅をする。 しかし自分が「勇者」で「魔王」を倒してこいと言われてもピンとこないのだが？ ※公募に応募した作品を、（空白行などで整えましたが）ほぼそのまま掲載しています。Webでは読みにくい点などありましたら、すみません。

　人間になることを目指す妖精のリコス。 　妖精の女王の計略により人間界に堕とされてしまった。 　人間界で出逢った少女は、妖精を捜してさまよっている変な女で…… 　人間に憧れる妖精の少年と、妖精に憧れる少女の物語。 　はたして彼ら彼女らは無事に願いを成就できるのか？

　高校受験を間近に控えたある冬の夜。 　いじめられっ子である主人公は、公園に立ち寄った際に暴漢に襲われてしまう。 　その暴漢……クラスメイトを血祭りにし、殺した女性に……主人公は恋をした。 　彼女は主人公を助けた覚えなどなく、単に自分の使命に従ったまでだと言う。 　仲間を殺しただけだ、と。 　女性の身につけた武術の抱える闇に、主人公は浸かってゆくのだった……。 　彼女の『強さ』と『美しさ』に魅せられて……。

　2018年FIFAワールドカップ。 　予選リーグを突破した日本だったが、あちこちで最終戦の対ポーランドについて有識者が議論をしていた。 　テレビ番組に呼ばれた男もそのうちのひとりである。

「他人のやっているRPGを傍から眺めるほど詰まらないことはない」 「…………」 　いや、どやっと言われましてもね。 　おれは動けない状態でして。周りも真剣なので茶々をいれられないですし。 　でもね、思うんですよ。 「それはどうだろう？」 　ってね。 　これは、『おれ』という誰かが 「他人のやっているRPGを傍から眺めるほど詰まらないことはない」 　という発言をした人物に対して抱いた感想の一場面なのです。

「○○の気持ちになって考えてみよう！」 　とか言われても……。 　おれは窓の外に目を向けて、空を眺めてみたのだよ。

　ひとりの男がいた。男は不幸であった。 　ひとりの母がいた。母は不幸であった。 　ひとりの女がいた。女は不幸であった。 　しかし、それぞれは幸せとなった。

　動画配信……なにもかもが懐かしい……。 　これはとある動画配信場所に戻ってきた水嶋穂太郎によるコメディチックな紹介譚である。 　閉鎖を貫いてこのまま果てるのか、それとも開放に舵を切って新規を求めるか。 　すべては……。 　ふたたび開拓者の復帰から始まる……。開拓とはすなわち破壊である。

　一月某日の夜。 　おれは錦糸町駅で電車の乗り換えをするために下車した。 　ふと目にした光景に、なぜか違和感を覚えた……。

　おいちょっと待て、青の祓魔師。 　サタンどうすんだよ。 　サタンさんが今どうなっているのか妄想してみた。