ある所に、チルという名の一人の魔女がいた。チルの夢は一番の魔女になること。大きな野望を胸に、小さな魔女はキャラバンに乗って旅に出た。
道中、チルは喋るカカシを拾う。ロイと名乗るカカシは悪い魔女に呪いをかけられたという。
一番の魔女になりたいチルと、魔女を倒して呪いを解きたいロイ。利害の一致した二人は、目的を果たすため旅を共にすることになった。魔女とカカシの、あべこべな旅が始まる。
ーーしかし、大きな問題があった。チルの魔力の器はからっぽ、チルは魔力の無い魔女だったのである。※恋愛要素は薄めです。