力を得た男は剣と四つの契約を交わす。
一つ目は、世界に蔓延る悪魔を命が尽きるまで殺し続けること。
二つ目は、剣が望んだその時、男は己の命を捧げること。
三つ目は、男の復讐が完遂した時、剣の復讐もまた完遂すること。
四つ目は、力に溺れぬこと
男は語る。
「我が魂。亡き王の敵を仕止める為ならば幾らでも捧げよう。故に、力を貸してもらうぞ魔剣」
内に燃え狂う焔を宿し、鋼鉄の意志で剣を振るう。全てを奪った影を殺し、奪われた者達の無念を晴らす為、男は剣を振るう。例え、その身が呪いで穢されようとも、男は闘い続ける。