そろそろ私の直面した現実ってやつに向き合わなければ。
薄々気付いていたが私は一切の記憶がなくなっていた。
つまり、自分が誰か全くわからなかった。正確には記憶を失っているこの状態がなにか根本的におかしいと理解できる程度に私の記憶は失われていた。
だが、自分が記憶喪失者だと自覚できる事がなんの助けになる?
記憶喪失の三十路男「私」は、いつの間にか現れた13才の少女マシロと2人暮らしを始める。
平凡な日々を望むが、自分の過去と向き合わざるえなくなり……。
一方、スラムで暮らしをしていた「俺」は重傷を負い、研究所で目覚めた。
「俺」は奇妙な博士達と生活を始める。
作品情報
ローファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2016年09月19日
ほのぼの 男主人公 未来 群像劇 冒険 日常 年の差 ハードボイルド ミステリー サスペンス 近未来 サイバーパンク 記憶喪失
読了時間:約268分(133,796文字)