ここは科学と空想が合わさった場所「インターミストス・コンティネント」。
その西の高原地帯に「青碧の王国」という国があった。
本作の主人公であるレオンハルトは勇者として旅に出て、悪の根源を倒し、
辺境伯に昇格できたが、宰相に騙されて国を追放されてしまう。
確かに魔王は倒したが、魔物自体は絶滅しておらず、各地で危害を加えていた。
しかも景気の低迷で、多くの人間が失業し、略奪や殺人が絶えなくなっている。
勇者は人間を守るために戦ってきた。しかし、守られる側の人間も魔物と同じく
残忍な生き物だった。
そんな時期に国の外に放り出されるということは、間違いなく「死」を意味することである。
勇者は同じ人間を殺せるか? それとも、 全てを魔物のせいにするのか?
彼は、苦悩しながら生きるために、仲間を探し、安住の地を求めるのであった・・・
オリジナル戦記 日常 冒険 心の闇 アフターストーリー 勇者 万人受け
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