グロリアはカトレア王国の第一王女。しかし、母親の身分が低かったため、王宮での彼女の扱いは表向きは深窓の令嬢、実際はいてもいなくてもいい存在ーーーということをいいことに、グロリアは偽名を使って、軍部で将軍職に就き、数々の伝説を打ち立てる「戦乙女」として生きていた所ーーーカトレアが隣国フローシアに戦争を吹っ掛け、あっけなく大敗。フローシアから出された条件は、
「カトレア王国第一王女グロリアを王妃として差し出すこと」
要求してきたフローシアの国王陛下は、若干12歳の「少年王」
戦場こそ己の生きる場所と思うグロリアは少年王アランとある賭けをする事に。その内容は、
「グロリアが任された仕事を完遂したら、グロリアに自由を与える。完遂出来なかったら、大人しく王妃をすること」
再び戦場で戦うことを夢見て、グロリアは賭けに乗ることにした。
この先、どの様なことが待ち受けているかーーーまだ、彼女は知らない。
《戦乙女(17歳)と少年王(12歳)の織りなす、ヒストリカルファンタジー開幕!》
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