私から見た妹は、とても無邪気で可愛い。 だけどそれゆえに怖い。 一人で勝手気ままに旅行を決行するそのさまに、私は今更恐怖を感じ始めた。

冬童話2024参加作品です。 秘密のお友だちに連れられて、今日は海へやってきた。そこで出会ったのははじめましてだけど、どこかで見たような……。

舞台は幻魔の東、トスリコ大陸の南。 二つの小国と、それを囲む大国の戦略により、遊んでいた小国の姫たちは大国へと連れ去られてしまう。異変に気づいた仲間たちが救出に向かうも、幾つもの障害によりなかなか全員揃わない。 これは己と他の人の命をかけた、それぞれの物語。

子どもたちの間では、かくれんぼは禁止されている。しかしなぜ禁止なのか、その理由までは正確には出回っていなかった。 故に子どもたちは大人に秘密でかくれんぼを始める。 それが悲劇の始まりとも知らずに、無意識に。

お姉ちゃん頑張ったんです。 でもお姉ちゃんも、まだ子どもなのです。

神秘の南、パクリュ大陸にあるトリューズという都市。この都市で起こった悲しく残酷な物語。 何も教えられずに育ったティアは、ある日使い魔を言われるままに喚ぶ。偶然にも、そこから動き出してゆく。 この作品は何年か前に別のサイトに載せていたものを、加筆・修正しております。内容に変わりはありませんが、前半平仮名ばかりで読みにくいかもしれません。ご了承下さい。 ノベルアッププラス様でも公開しました。

とある一人の旅人が、魔法の国で塀の上に座り続ける魔女に出会った。怖い魔女かと思ったけれど、どうやら違うようだ。 世間話をするうちに、旅人は自分の困ったことをつらつらと話してしまう。 それを聞いた魔女の意外な言葉とは？？

結構昔。とある里の、とある集落で起こった出来事。 少年たちはいつもの通りに、親の手伝いや弟妹たちの面倒を見て日々を過ごしていた。 ある日、いつもとは違う時間帯、違う顔ぶれで集まるちびっこたちを見つける。そのとき、自分達はまったく知らない唄を歌っていた。 少年と友人は突然不安に襲われ、大人を呼ぼうとその場から一瞬離れる。このときに、ちびっこが行方不明となる。 大人たちが手分けして探しても見つからず、さらにもう二人、行方不明者が出る。少年も自身の弟がいなくなり、集落中がパニックになる。 神隠しならば諦めるしかないと思い始めたとき、少しの希望があっさりと恐怖に落ちるのは、運命なのか。

小学生の女の子が、男の子の友人と大人からの悪意のある言葉に傷つく。男の子は早くに立ち直り笑顔になっているが、女の子は立ち直れずにいた。悪夢や女の子にしか見えない花に怯えていたが、家族や友人に助けられ、自分なりの答えを見つけて成長する。

小さな孫たちがねだる、祖母の昔話。 不思議があるけれど、必ずしもないとは言えない。あったら良いなという願望もあります(笑） 終わり際には、ぜひ続きを考えてみてください。