「ねえ、知ってる?心の傷を癒してくれるお店があるんだって!」
中学二年生の瑞希は、『ある事』により、心に深い傷を負っていた。友人に嫌われないよう、びくびくしながら過ごす学校生活。両親からの期待に押しつぶされそうな毎日。瑞希はそんな生活に辟易していたある日、ある噂を耳にする。
心の傷を癒してくれる店。馬鹿馬鹿しい、と思うも心のどこかで期待もあった。そんな時、友達に裏切られ、両親にも失望されるという出来事があった。瑞希は家を飛び出し、噂の店を探し回る。それらしき店は見つからず、絶望のどん底に陥ったとき、
とうとうその店が―――――