国会議事堂の参議院、中央広場には4つの台座がある。
その台座には板垣退助、大隈重信、伊藤博文が鎮座している。
しかし、4つ目の台座には誰もいない。これは敢えて空座にしてあるのだ。
政治が「未完の象徴」として完成のないものを表すことと、
この台座が作られた時より未来により優秀な政治家が生まれることを願って。
時は、2020年。
東京五輪を目前に控えた東京は目まぐるしかった。
そんな最中、ある一通の手紙から若い4人の政治家の資質が問われることとなる。
この国の舵取りとなるか?
また行く手を阻む、氷河となるか?