夢で見た彼女を追う。彼女が見せる奇妙な世界と現実世界を行き来し、彼は自分自身を知る。

主人公っぽい名前の主人公になれない新米主人公レオンハルトが、最初のダンジョンのボスすら倒せず先に進めないお話。

ある夏の放課後のこと。高校の図書室で橋森ユウは密かに本を読んでいた。そこに突如現れた川端イツキ。彼女はユウに囁く。 そして2人だけの関係が始まるのだった。

　これは私の近辺で起きた出来事の記録である。 　私はいじめをする側でもなく、いじめを受ける側でもなく、プラカードを掲げて「いじめ反対」と声をあげる人達でもない。 　現実を書く。それが私なりのアクションであった。 　ありのままを見続ける。傍観者ではあるかもしれないが、これが真っ当な傍観者としての参加方法であると考える。

記憶を消す能力を持った人間が、記憶を消せない人間に出会った。やり直しのきかない世界へようこそ。

ようやく能力が開花したと思ったら、それは赤いチューリップしか出せない能力だった。

彼は、理性、人間性、本能、生、死、私、他者、理想、現実、意味、過去、未来、現在、この世の様々な存在を確認して、それらの何に従って生きるべきかを考える。しかし何もなかったのだ。彼も世界も虚無である。

生まれた意味は何であるか。なぜ生まれ、なぜ生きるのか。問いを発した途端、問うことがやめられなくなり、いつ何時でも問い続けてしまうことはないだろうか。それに対する私なりの処方箋を出してみようと思う。

椅子や机の足先を包むあれを売る男のマシンガントーク。

仲間とはぐれた一人の兵士。なぜ自分が兵士を続けているのかを彼は自問する。