作品一覧全6件
連載 10エピソード
 都内で一人暮らしをする大学四年生・御坂陽太は幼馴染のやまもんを過去に自殺で亡くしていた。  やまもんの自殺を止めることができなかったことを悔やみ、引きずっていた。そして、それゆえに、他人と距離をとり、閉鎖的に生きるようになった。  そんな陽太の夢に、死んだはずのやまもんが現れる。 「願い事を、叶えにきたの」  やまもんはそう言った。   陽太はやまもんの「願い事」を叶えるべく、夢のなかで模索し実行していくが、それと同時に過去の記憶が蘇り、夢と現実の狭間で激しく葛藤する。  彼女の「願い事」とは、一体なんなのか。  それが叶うとき、彼らは何を思うのか。  この小説を読み終えたとき、あなたは何を思うのか。
作品情報
純文学[文芸]
最終更新日:2024年01月09日
悲恋 青春 私小説 現代叙情 読了時間:約73分(36,173文字)
短編
 私が恋をしていたのは、きっと『大人』という幻想だったのかもしれない。
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純文学[文芸]
最終更新日:2020年09月24日
日常 読了時間:約7分(3,496文字)
短編
 伝えることとは、相手の気持ちを良くも悪くも動かすということ。
作品情報
純文学[文芸]
最終更新日:2020年05月04日
読了時間:約7分(3,012文字)
連載 3エピソード
23歳、一人暮らしのアラタは、過去に対する葛藤と後悔に強引に蓋をしながら自堕落に生きていた。 ある日、仕事から帰ってきて何気なく惰性でやっているSNSを確認してみると、見知らぬユーザーから曲が送られ「この曲に歌詞をつけてください」と言われる。無機質な文章に腹を立てたアラタは僅か数分で歌詞を書き上げ、それを送信した。やがて、メッセージと共に完成した曲が送られてくる。その曲の出来は、まさに天才のそれだった。そして、その曲と共に「やはり、貴方は天才です」というメッセージにアラタは激しく動揺し、過去のトラウマ、周りと自分に対しての激しい怒りと失望が蘇る。それらと戦いつつ、アラタは謎のユーザーの真相を解き明かすために懸命になり、それと同時に「創作」と対峙していくことになる。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2019年12月10日
青春 創作 読了時間:約16分(7,548文字)
連載 完結済 15エピソード
 すべてに絶望し、死を決意した俺は校舎の屋上から飛び降りた際、学校の真向かいにある病院の一室のカーテンが開きそのなかの少女と目が合ってしまう。鮮やかな自殺を汚されたと思いきつく目を閉じた俺だったが、目を開けたとき俺は硬直した。落下する自分を見たのだ。  次の日、幸か不幸か、奇跡的に腕の骨折だけで済んだ俺は再度自殺をするために病院の屋上から飛び降りようと試みる。だが、そこで昨日飛び降りた際に目が合った少女夏生と遭遇する。 「君に死なれると困るの」  夏生はそう言い余命が宣告されていることを明かし、自身の望みを叶えてほしいと俺に言った。当然俺は断るが、なんと彼女は俺の書き損じた遺書を持っていた。それを取り返そうとするがうっかり彼女の胸を触ってしまう。弱みを握られた俺は彼女の能力『視界の交換』をしながら彼女の望みを叶えるために動くことになる。  そんな夏生は一言だけ俺にこう言った。 「九月に蝉の鳴き声は、聞こえないんだよ」
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2018年09月08日
青春 難病 自殺 読了時間:約126分(62,821文字)
連載 完結済 28エピソード
 大切な人との『大切な約束』を破り、傷つけ、そして裏切った僕(御坂陽太)はそのときから自分の幸せを避けるように生きようと決めた。  高校生の頃から、僕は何かを、自分を忘れるためにひたすらバイトをする日々をおくっていた。  そして、月日は流れいよいよ大学生活最後の夏休みがやってきた。学生最後の夏休みにも関わらず、やはり僕はバイト漬けの毎日をおくっていた。  そんななか、ある日僕は夢のなかで一人の少女の出逢う。 「――好きです」  少女は僕に対しそう告白し、僕の過去の憂いを指摘した。それが僕の心を大きく抉り、やがてそこに穴が空き、そして――。
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2018年03月27日
青春 純愛 幼馴染 群馬県 東京都 静岡県 現代叙情派 読了時間:約199分(99,424文字)