排煙と蒸気の黒と音が舞う空の下で、多くを失いながら抗う異形の鳥達の物語。
陽の光を失った彼らは、何を想いどう生きるのか。
そして彼らに出会った人は彼らに何を求め何をするのか。
そして共に生きる道は――
「人間は賢しい。私たちにない腕でものを造り、街を造り、あらゆるものを糧に増える。
その上で愚かだ。あれらは人間同士で殺し合い、大地の恵みを蹂躙し、空を汚す。
この昏い空もあれらによって蝕まれた。だからね、*****。
あれらに関わっちゃあいけないよ。私達とは共に生きれず互いに害でしかないのだから。」
~ある晩の老いた巫女の訓話より~
『彼らは十分な知性がありそして文化が在る。
その生体性は我々人間より鳥に近いがその文化は人に近い。
その文化は清貧に努め、自然の中に生きている。
もしも私達が言葉を解したならばきっと共に生きていけるだろうが、
我々は侮蔑の対象になるだろう。
人は多くを彼らから学ぶことができるが、彼らは人から何か学ぶことはあるのだろうか。』
~フランシス・ウィラビイ著 ハルピュイア考察 総評より~
本作品はフィクションです。実在の人物や団体、土地などとは関係ありません。
史実に基づいた引用や名称を多く含みますがあくまでフィクションとしてご認識下さい。
未完
不定期更新
作品完成を優先させるために一度更新したものへの推敲作業は後回し
以上ご了承下さい。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
残酷な描写あり
最終更新日:2017年01月30日
異類婚姻譚 年の差 悲恋 ヒストリカル スチームパンク 近世 ダーク 人外 西洋 女主人公 植物学 中央アジア 生物学 地学
読了時間:約183分(91,471文字)