世界にまだ神々が存在し、それぞれの国を治めていた時代。
騎士 ヴィルフレッド は、炎神 ディオルシオス に仕えていた。
ディオルシオスの近臣として順風満帆の生を送っていたヴィルフレッド。
いずれは結婚して、子供を授かり、家族や仲間と共に生き、静かに死ぬのだと思っていた矢先、ヴィルフレッドは荒れ果てた城内で目覚める。
状況も飲み込めぬまま、外へ辿り着くとそこはヴィルフレッドの知る時代とは違う12000年後の時代だった。
謎の音楽家 テオバルト に導かれ、何もかも変わった世界で時代に取り残された古き騎士は、姿無き王を探し求め、歩き始める。