エルマグニア帝国の侵攻をかろうじて食い止めたローライシュタイン大公国だったが、戦争はまだ終わっていなかった。帝国軍の再侵攻を予想して、ローライシュタイン大公国は領土防衛の準備を進めた。そこへ帝国を構成する五カ国の一つ、ベアヴォラーグ同盟のマグナー・ホルギン総裁から提案書が届けられた。その内容はエルマグニア帝国とローライシュタイン大公国との和平協定締結に関するものである。ただし、ホルギン総裁はそこに付帯条件を一項、付け加えた。
ローライシュタイン大公国軍第六師団長「ダーグナスリイトの戦姫」アーヤ・エアリーズをマグナー・ホルギンの花嫁として差し出すこと、それが和平を仲介する条件だった。
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