気付かないうちに大切になっていた友だち・カミサマ。 出会ったばかりのあの頃は、まだお互いに『子ども』だったけれど、それでもあなたは『大人』だった。 私ばかりあなたが好きで、私ばかり信頼していて……。私とカミサマの気持ちは、すれ違っていると思っていた。 それはもしかしたら、時と距離がカミサマの心を届けてくれるまでの、私の勘違いだったのかもしれない。 それか……カミサマが私を『大人』に育てるために、時と距離を与えてくれたのかもしれない。

愛宕山に住む温厚な天狗・太郎坊は、その優しさで一生の宝物を手に入れる。

意味は、無くてもいいんだ。 少し不思議な青年と、気難しい小人のおじさんの日常の物語。 ※この物語は掌編小説程度の文字数で連載していく予定です。

僕のはじまりは君がいい。 何でなのかは分からないけど、だって、君がいい。

吐き出したい。 全てを吐き出してしまいたいんだ。

人気のないそこに佇む図書館は『死の館』と名付けられるほどの異様さを放っていた。 そこで繰り返される二人の過ちは、終わることを知らない。

ねぇ、こっちを向いてよ……。

歌を聞いて思ったことを小説風にしてみました。

人間っていうものは、自分にはないものを求める。そんな生き物。けど、人間じゃない君は、そうとは限らない。君は、自分にないものも求めるけど、自分にあるものだって求めるのだ。

一番の友達と一番近い人はイコールで結ばれない。 二つは全くの別物なんだ。