死後、生物というものは息を吹き返すことはありえない。
だが、それは「この世界の中」での話。
ノウェム王国第二騎士隊隊長のレヴェイト・ルーデリヒは不意に内部の騎士から闇討ちを受け、若くしてその命を終えてしまったかと思われた。
しかし彼が目を覚ました場所は、生前とは別の世界「パレアヌス」だった。
そこでは、死者が「亡者」として蘇ることのあると言われ、また亡者には生者では気づくことのできない物を知ることができると言われているという。
その話を受け、生前人間味の無かった彼は、亡者となりすべてを知るための旅に出る!