60年に一度、湖に封じられし魔神を聖女が再度封印する。
それが湖を囲む三国の取り決めだった。
三国のうちの一つティーア国の聖女であるシェリは、封印の儀に選ばれるため努力を重ねていた。
シェリには姉がいた。聖女に認められた優秀な姉だ。
憧れていたが、ある日突然、聖女の仕事に行ったまま帰ってこなくなってしまう。
魔物に殺されたというが、シェリは信じることができない。
姉の行方を探すため聖女になった。
しかし、シェリの年代は聖女の当たり年だった。
天才と言われる個性的な聖女が他に四人もいたのだ。
聖女たちは聖女クラスに集められ、互いに切磋琢磨していた。
成績が悪いシェリに国は業を煮やし、新たな聖女を編入させる。
イオと呼ばれる少女は、一番尊い聖属性の力をもった聖女だった。
平民ということで肩身の狭い思いをする彼女を助けつつ、封印の儀に向けて過ごしていく。
ティーア国からイオに討伐命令が下った。
討伐に向かい、協力してうま型の魔物を討伐する。討伐は成功したが、魔物を生む歪みを直そうとした時、イオを魔物が襲う。
彼女を助けようとしたシェリも歪みの穴に落ちてしまった。
穴の中は気持ち悪い世界だった。
イオが聖なる力を使い、ジャンヌにより助けられる。
穴から生還したシェリは、姿が変わり、予知夢を見るようになっていた。