吸血鬼の真祖アリスと共に悠久の時を生きるために人間を辞め、吸血鬼になった主人公レーマ。
森の奥の奥にある屋敷でアリスと長らく暮らしていたレーマだったが、ある日そこへ来訪者が現れた。
「自分達の国を救って欲しい」と。
その願いを聞き入れることにし、レーマとアリスは久しぶりに外の世界へ出ることとなった。
だが元は人間だったレーマは吸血鬼になろうとも、心まで怪物に成り切る事が出来ず、外の世界に出た事でより一層それが露わになった。
レーマは心までも怪物になるのか、それとも心は人間のままに生きていくのか、そんなことに苦悩しながらも成長していく物語。