異世界サーティン。人間、獣、人に致命的な危害を与える獣(モンスター)、精霊、エルフ、そして悪魔と呼ばれる存在...多用な活動体が暮らすこの世界では、文明が興った時より語り継がれる神話がある。
【始祖四柱】
世界が興る...その瞬間世界の中心では、全てのエネルギーが集約、その他全ての概念に先立ち、まず、名もなき神が出ずる。そして世界を創造し、その神に祝福された生命に満ち、その世界が終末を迎えると同時に新たな世界が興る。
これはそんな世界が13番目に興った時の物語。
はじめに出でた神は世界を創造するため役割が異なる三神を生み出し力尽きる。
『天皇神デシウス』この世界の基礎となる空間や大地、空気、植物など世界の構成要素とされるほぼ全てを創造したと謳われる。
『炎獄神アプセト』獣をはじめとした様々な生命を生み出し、祝福を与えたとされる。
『水龍神フルイド』デシウスも創造できなかった海域を生み出し、そこにのみ潜む生物を生み出したとされる。
そして『地盟神ガイアス』三神の中でも初めに生み出されたとされる天皇神デシウスより産み落とされた、この世界で唯一の二世神。人を生み出したとされ、人族にとって主神として親しまれている。
この四神により世界は支えられていると考えられ、世界を支える支柱になぞらえて【始祖四柱】とよんでいる。
その世界でモンスター相手に戦う冒険者にあこがれ、ほかの冒険者や国を守る騎士、村人など様々な出会いを経験しながら成長を重ねていく主人公の物語。