このまま永遠に朝が来なければいいのに。

陰間茶屋『東江春館』の看板色子の東。彼はお得意様の『旦那』からある頼みをされる。それは奴隷少女の蝶子の心を開いて欲しい、と言うものだった。 世間から見放された者同士が出逢う時、物語は開かれる。

暖かな日差しの中、公園である人と出会う。 一番会いたくない、彼に。

世界は、二つの勢力に分断された。 一つは、絶対王政の名の下に日々侵略を繰り返す大帝国『ヴァイツァ帝国』を中心とした西側。 もう一つは、戦場の女神として崇め奉られている『戦乙女』が守護し、国王が君臨する『姚国』を中心とする東側。 姚国の宮廷侍女として働く 紅花 は、凱旋の日にある秘密を知る。その事から、彼女の運命は回りだす！(短編です。運命が回り出す前に終わります。)

家を失くし、ふらふらとホームレスのように彷徨う訳あり大学生と、明るく振る舞い、家では這うように暮らす車いすの女性。気持ち悪いぐらいさっぱりとしている関係。そんな二人が織り成す珍道中。短編連載です。　※下半身不随等の描写が含まれております。苦手な方はご注意ください。

羽鳥財閥の娘、優璃と、大きな罪を背負った青年、志堂コウ。正反対の二人が出逢って、世界が変わる。　幼い少女と青年の、檻の中の物語。

月は狂っている。それ故に美しい。 普通に暮らす普通の少女「雫」は、月祭の当日、不思議な男の子と出会う。その出会いが、雫に大きな運命を背負わせる。 これは、雫と仲間達が織り成す、ひとつの小さな物語。

俺は泉拓真。俺の好きな相手は幼馴染―しかも凄くモテて、笑顔は人懐っこい。・・・まあ、男なんだけど。そいつの名前は立花悠斗。この恋が叶う見込みはゼロだ。だって昔から言うだろ？初恋は実らないって。

紙飛行機に綴られた、ある一通の想い。

え、この美青年誰ですか！？困惑ぎみの香澄に突きつけられた真実は、「うん、アオトは俺だよ」マジですか。好意たっぷりの飼い猫、アオトに香澄は！？