私はどうなってしまったのだろうか

魔法に生き、魔法を極め、魔法を愛した老魔道士のグランドール。 魔王復活の予言から勇者が見つかった。 そして現実力や成長性だけを見て選ばれた勇者の仲間達。 その性格が最悪とは知らずに……。 グランドールはダンジョンの奥深くで目を覚ます。 そこに居たのは小さな赤子だった。 殺されそうになった事で魔王に微塵も興味が無くなってしまったグランドールは赤子の親になる事に決めたのだった。 「そうじゃな……。 まずは若返るかの?」 お爺ちゃんは天才でもあった……。

貴族の元に生まれたクラン おぼろげに思い出すのは前世で数人が泣いてくれた事 力が無い為に全てを取り上げられるクランは誰かを守る為に自分の道を進む 「儂は何も失わない為に力が欲しいんじゃよ。」 そんな小さな物語り

少年は何も持てなかった。 何も出来なかった。 中途半端にもなれなかった。 だけど。 何者でもないと言う事は何者にもなれる可能性があると言う事。 少年が理解するのは直ぐそこなのだから。

日常を壊したいといつも思っていた 壊せるのなら何でも良いと思っていた だけど 世界を救えってどう言う事だよ・・・ ま、楽しそうで世界を救えるんだ いっちょやってみますか！ どんなストーリーが出来るんだろうかとワクワクするぜ！ そんなオタク警官の異世界救済物語 今から超不安！

さあ、私達の冒険が始まる。 その言葉は希望だった。 その言葉は憧れだった。 その言葉は期待だった。 始めての冒険は期待に胸が踊った。 興奮で眠れなかった。 冒険物が好きな双子の少女として楽しもうと思った。 だけど私は違うと。 そして今にして思う。 これは呪いなのではと。

あるかも知れない世界。 有り得ないは有り得ないと言う言葉が存在する様に。 知らないだけで有りうる可能性。 「守りたい日常があるんだ」 「守れないかも知れないけど譲れない何かがここにはあるんだ」 思いはやがて力に変わるのかも知れない。 だけど、代償は必ず支払われる物だと知るだろう。